Project Description

大阪大学箕面キャンパス

世界的な環境性能認証のLEED-ND・NCのゴールド認証取得

大学キャンパスでのLEED-ND認証は日本初、大学施設のLEED-NC認証は国内2例

2021年4月に開学した大阪大学箕面キャンパスにおいて、世界的な環境性能認証である LEED-ND(Neighborhood Development:エリア開発部門)およびLEED-NC(New Construction:新築部門)のゴールド認証を共に取得しました。
LEED-NDは、複数の建物を含む土地開発やまちづくりを評価するものです。大阪大学は、外国学研究講義棟とグローバルビレッジ箕面船場(以下、GV箕面船場)からなるキャンパス全体においてゴールド認証を取得しました。大学キャンパスとしての取得は日本初となります。LEED-NCは、新築建物が評価されるものであり、外国学研究講義棟がゴールド認証を取得し、大学施設としては国内2例目となります。
大阪大学は、今後も環境に配慮し、SDGsやカーボンニュートラルの達成に向けた活動を展開していきます。

認証システム・バージョン

LEED-ND v2009 Stage 3
LEED-NC v2009

認証レベル

Gold

認証取得

2021年4月 (LEED-NC)
2021年6月 (LEED-ND)

外国学研究講義棟

GV箕面船場

認定証

LEED―NDで評価された主な項目 LEED―NCで評価された主な項目
スマートな土地選択と土地利用

周辺地域の街路連続性、生態系とその多様性の保全

エリア開発形態とコミュニティデザイン

まちの歩きやすさや歩く楽しさ、ウォーカビリティ、アフォーダブル住居の提供

環境に配慮したインフラと建物

水使用効率、建設に伴う汚染の防止

敷地の持続可能性

公共交通の利便性、電気自動車チャージャー設備

エネルギー効率・水利用効率

高い省エネ性能(旧キャンパスに比べ、一次エネルギーは約5割減)、節水能力の高い衛生器具、雨水利用

認証取得日:2021年6月27日 認証取得日:2021年4月5日

認証取得の背景

キャンパス移転に係る箕面キャンパス構想の4本柱の一つとして、「地球と人に優しい未来志向のキャンパス」を掲げ、省エネ・省資源・サステイナビリティ・低炭素社会の実現を具体化するにあたり、世界的な環境性能認証であるLEED認証の取得を目標のひとつに掲げました。

省エネに資する実証実験等の展開

箕面キャンパスにおいては、地球と人に優しい未来志向のキャンパスとして、LEED認証の取得のみならず、産学共同研究の包括提携をしているダイキン工業(株)と、省エネ、快適性を考慮した学習環境についての共同研究テーマ等を開始し、キャンパスを生きた実証実験の場として展開しています。

箕面キャンパス紹介動画

箕面キャンパス概要

建物名 外国学研究講義棟 GV箕面船場
敷地面積 5,999㎡ 2,000㎡
建築面積 4,338㎡ 1,034㎡
延床面積 24,896㎡ 8,352㎡
構  造 鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄筋コンクリート造
階  数 地上10階 地上12階