Project Description

Port Plus大林組横浜研修所

株式会社大林組の次世代型研修施設「Port Plus」は、全ての地上構造部材(柱・梁・床・壁)を木材とした高層純木造耐火建築物です。純木造耐火建築物としては、完成時点で日本国内最高となる高さ44m(11階建て)です。
樹木は光合成によりCO2を吸収しているため、建築物への木材利用は、CO2を長期間固定することで脱炭素社会の実現に貢献するだけでなく、「使う・植える・育てる」というサーキュラーエコノミー(循環型経済)の観点からも注目され、関心・ニーズが高まっています。
大林組は、循環型資源である木材利用の拡大、促進による持続可能な社会の実現をめざして、木造建築の普及に積極的に取り組んでいます。今般、全ての構造部材を木材とする純木造建築が、さらなる木材利用促進につながると考え、神奈川県横浜市に「これからの知を育む場」をコンセプトとした自社の次世代型研修施設として、高層純木造耐火建築物「Port Plus」を建設しました。
今後、企業文化の醸成や発信はもとより、心身を健康に保つウェルネスな空間での活発なコミュニケーションにより、新たなイノベーションの創出につなげていきます。

認証

認証システム・バージョン

LEED v4 BD+C(Hospitality)

認証レベル

GOLD

認証取得

2022年8月

認証システム・バージョン

WELL v2 pilotプレ認証

認証取得

2020年9月

写真提供:株式会社大林組
撮影:株式会社エスエス 走出直道

「Port Plus」の特長

1. 木材を利用することでCO2排出量の削減と、環境に配慮した施工を実現
「Port Plus」は、1,990m³の木材を使用しており、これにより約1,652tのCO2を長期間、安定的に固定することができます。さらに、材料製作から建設、解体・廃棄までのライフサイクル全体では、鉄骨造と比べて、約1,700t(約40%)のCO2削減効果があります。

2. 耐火性と耐震性を確保する技術を採用
「Port Plus」は、木材の耐火性や高層化による耐震性への課題に対し、3時間耐火を実現した構造材「オメガウッド(耐火)」や、鉄骨造やRC造と変わらない強度・剛性を確保するための接合法「十字形の剛接合仕口ユニット」など、当社独自の開発技術を採用しました。これにより、木の持つ課題を解決するとともに、新たな都市木造建築の姿を実現しています。

3. 木の特性を活かしたウェルネスな空間を提供
建物内部はフロアごとに集合研修やディスカッション、個人でのワークスペースなどの用途を定め、使用目的に沿って木や緑、光を使った五感を刺激する空間を演出し、心身を整え、「これからの知を育む場」となるよう木の特性を活かしたしつらえとしています。

建物概要
・所在地:神奈川県横浜市中区
・敷地面積:563.28m²
・延べ面積:3,502.87m²
・規模:地下1階、地上11階(高さ44m)

認証等
LEED v4 BD+C(Hospitality) ゴールド認証(2022年8月取得)
WELL v2 pilotプレ認証(2020年9月取得)
FSC®プロジェクト認証(FSC-P001889)
ZEB Ready
CASBEE横浜Sランク

・プロジェクトWEBサイト:Port Plus (oyproject.com)
・概要動画 (3分32秒):日本初の高層純木造耐火建築物「Port Plus」 – YouTube

※本件は「令和元年度サステナブル建築物先導事業(木造先導型)」、「平成31年度CLT活用建築物実証事業」に採択されています