竹中技術研究所 調の森 SHI-RA-BE

竹中技術研究所調の森 SHI-RA-BE

プロジェクトサイトが立地する首都圏郊外の里山の自然を丁寧に読み解き、イヌシデが優占する雑木林景観、脈々と受け継がれてきた草地景観、希少な水草が生育していた湖沼など、この地域らしい景観を支える多様な生態系を参照し、生態学などの最新の科学的知見に基づきながら、生態系の再生・保全に取り組みました。

雨水貯留浸透技術レインスケープ®、地域の鳥類の生息環境創出技術、希少な水草類の生息域外保全、半自然草地の再生、都市農業の生態系サービス評価など、建設会社の研究所ならではの先進的な取り組みを各所に盛り込み、生物多様性保全とグリーンインフラの研究開発・実証フィールドとして、社内外のステークホルダーと連携して積極的に活用しています。更に、本フィールドで開発・実証された技術を、地域の生態系と調和し人と自然との共生を目指す屋外空間に適用して、ネイチャー・ポジティブな環境づくりに取り組んでいきます。

ランドスケープおよびグリーンインフラの国際認証であるSITES認証の自社研究所での取得実績を活用し、様々な建設事業においてSITESの評価項目を踏まえたソリューションを提案することにより、事業を通じた地域課題の解決につなげていきます。