TOKYO TORCH 常盤橋タワー

東京駅日本橋口前に広がる常盤橋街区は、江戸城の常盤橋問跡に近接し、日本橋川を渡ると日本橋、神田方面へ繋がる場所に位置しています。TOKYO TORCHは、「常盤橋タワー」、「Torch Tower（2027年度竣工予定）」、「変電所棟」、「銭瓶町ビルディング（下水道局棟）」の4棟が建設され、街区面積約3.1ha、全体の延床面積約74万㎡(予定)の大規模複合開発です。本プロジェクトは都心インフラや日本橋川の機能と記憶を継承し、途切れることなく再生させる使命があります。そのため、「東京駅周辺と日本橋川沿いの都市基盤の強化」を担う国家戦略特別区域計画の特定事業として国の認定を受け、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンとし、事業を推進しています。

インフラ施設を止めずに更新する特性上、2027年度まで段階的に各棟が建設される計画であり、今回SITES Gold評価を受けた「常盤橋タワー」と一般に開放された約7,000㎡の大規模広場「TOKYO TORCH Park」は2021年6月に先駆けて完成しました。広場は、日本橋川沿いの親水空間や、国指定史跡である「常盤橋門跡」の一部を残す常盤橋公園とも連携し、街を繋ぐ役割を担い、低層部の飲食店舗にはテラスや回遊動線を配置し、広場と一体的に利用され、訪れるひとの賑わいを創出しています。東京駅至近という優れたアクセス性から、多くの人が訪れるであろうこの場所が「日本を明るく、元気にする」ことを、プロジェクトチームは願っています。